幻影の花嫁
Phantom Bride
攻撃力:8~40
攻撃範囲:2
筋力:-8
技量:EXPベース(最大+12)
移動速度:2
スペシャルアタック:-2秒
売値:5540
入手場所
登頂前のドロップ場所は41F、42F「鏡の向こう側」、46F以降、夜夢想1・3、忘れられた洞窟。
バナナ交換では45F、50Fで出る可能性がある。
登頂後は各種強敵、結界地など追加エリアのほぼ全域で落ちる。
評価
技量は4000EXP毎に+1。
このゲームにいくつか存在する、往年の洋楽ネタ装備のひとつ。
表記上はダガーにあるまじき最大ダメージを誇るのが最大の特長で、全ダガーの中で2位(1位は「運命の輪」の44)となっている。
最低ダメージが低いのでダメージの振れ幅は大きいが、技量もかなり高い部類なので、ダメージの通りに関しては心配不要だろう。
しかしそう美味い話ばかりではなく、筋力-8という、ダガーにとっては割と重めのペナルティももれなくついてくる。
とはいえペナルティ込みでもダメージは実質4~32、クリア前で普通に落ちる最高ランクのコモン「スクラマサクス」各種よりは強い。
火力不足で悩んでいるなら握って損はしないはずだ。
ではエンドコンテンツは活躍できるのか?というと、こちらは少々気難しい。
まず素の能力値だが、防御面で役立つ能力を一切持たず、パッシブも付いていないのは非常に分が悪い。
筋力ペナルティは筋力増加パッシブと相性が非常に悪い、という点もビルドに対する枷となってしまう。
このように、単体起用では何かと噛み合わない面が目立ってくるため、単なる殴り合いに持ち出すには少々厳しい。
かといってNDビルドに組み込もうにも、通常NDではSA補正値が-2秒と控えめなのが難。一応ビルドは組めなくもないのだが、輪をかけて危ういものになりやすい。
トリND型なら武器単体での適性はそこそこだが、筋力ペナルティで装備の選択肢が狭まりやすい。
どうしてもNDで担ぎたいなら、どちらかというとトリND型だろうか。
無理矢理にでも活躍の芽を見出すとすれば、いっそ開き直り筋力低下ペナルティ持ちで固めたビルドが考えられる。
ひとつ例を挙げてみよう。
「シエンの帰還」「猿忍の甲手」で筋力0、手数の暴力トリガーハッピービルド例
(TRIGLAV Indexesのシミュ結果に飛びます)
「幻影の花嫁」の高い技量を活かして「夢的魔神」の技量ペナルティを打ち消し、火力が伸び悩む点は暴力的な手数でカバーする。
また、このシミュ結果はブーストアップの自由枠を振っていない。技量をいくらか振るとより適性が高くなる。
鎧と靴は自由枠だが、上記のシミュ例は敢えて入手難度の高いものからチョイスしている。これら以外の物を採用しても構わない。
例えば鎧なら「黒い三連星の魔防鈍布」で火力と召喚物の上乗せをしたり、「ヴァンキシュ」で技量をカバーしつつ吸収を更に盛ったり、という具合。
かなりのネタビルドに見えるが、立ち回りに気を付ければ結界地#30ぐらいまでなら割とサクサク進んでいける。技量に振り込んであればもう少し先を目指せるかもしれない。
…と、工夫次第では意外な面白ビルドが組めたりする。
たまには王道から外れ、このゲームの懐の深さに思いを馳せてみるのもいい…かもしれない。