鉄黒漆塗赤糸威杏葉胴丸
The Tyrant
ドロップ:タイラント(36F、38F、結界地)
生命力吸収:4%
ダメージ反射:100%
生命力:EXPベース(最大+100)
受けたダメージの10%を徐々に回復する
売値:3155
評価
生命力は1000EXP毎に+1。
なかなか潔い能力値の反射特化鎧。
鎧の中では最高の反射値と生命力、おまけに高い吸収までついてくる。
さらにアップデートで徐々に回復パッシブを獲得。数値としては微々たるものだが、やはりあるのと無いのとでは雲泥の差である。
しかし潔すぎて火力に関する能力値を一切持たず、敵の防御力が高い場所では反射鎧としてのポテンシャルを活かしきれないのが難。
「敵の防御 < 自身の技量」にできない場所では、せっかくの反射ダメージも技量付きの反射向け鎧に追い抜かれがち。
吸収を活かして殴りと併用しようにも、ここでも一切火力が付かない点が足を引っ張ってしまう。
反射型運用でのライバルは、同じく徐々に回復パッシブ持ちの反射向け鎧「烙印」。
あちらは反射値や生命力は劣るもののパッシブの数値で上回り、さらに筋力もついているため、硬い相手に対する対応力もある程度持ち合わせている。
つまり単体でもある程度活躍できるのが強み。
一方こちらには非常に高い生命力という長所があり、他部位で生命力増加パッシブを合わせた際の伸びしろも凄まじい。
パッシブの回復量の差も、殴りをサブ火力として積極的に使うのであれば吸収でカバーできる。
このように他部位との兼ね合いによって評価が大きく変わるため、単純比較できるものとは言い難い。
装備の収集状況や仮想敵によって使い分けるのが最適解と言える。
別の用途としては生命力特化型に組み込むことが考えられる。
生命力増加パッシブを積んで高い生命力で耐えるタイプのビルドだが、パッシブでの増加は乗算になる都合、素で非常に高い生命力を持つこの鎧はベースにピッタリ。
被ダメージの軽減手段は限られるが、言い換えれば高い反射値と徐々に回復パッシブをフル活用できるということでもある。
ビルドの構築に必須な生命力増加パッシブ付き装備の入手難度が軒並み高すぎるという問題はあるものの、持っていればビルドの幅が広がることは約束される。
小ネタ
ちなみに日本語名の読み方は「てつくろうるしぬり あかいとおどし ぎょうようどうまる」。多分。
単純に鎧の形状を表しているだけの言葉だが、なかなかに仰々しい。